コンテンツへスキップ
KAPUKI ARTS

vol.1 誉田屋源兵衛

  • KAPUKI ARTS vol.1 誉田屋源兵衛
  • 会期 2021年7月11日(日)〜8月17日(火) 水曜日定休
  • 時間 11:00〜18:00

2021年7月11日のリニューアルオープンからスタートするKAPUKIのPOP-UPアートキュレーション「KAPUKI ARTS」の第一弾として『vol.1 誉田屋源兵衛』を開催します。

誉田屋源兵衛は京都室町で創業280年超える、日本随一の帯匠。代々受け継がれた技術と共に「革新」の精神を持て生み出された作品は、伝統工芸という枠を超え、その精神と誇りを私たちに語りかけてきます。誉田屋源兵衛の帯の魅力は、素材、織り、意匠、色、そして作品から醸し出されるゆるぎない「自信」。「KAPUKI ARTS」では誉田屋十代目となる山口源兵衛氏の創造への探究心、計り知れないごたわりから作られた、新作を含む3本の帯をキュレーションしました。京都室町から持ち出されることはほとんどない、貴重な帯を展示販売いたします。

誉田屋源兵衛コレクションはこちら

  • 十代目 山口 源兵衛やまぐち げんべえ
1948年
京都市中京区室町生まれ。
1957年
結核病棟に入院中、読書好きに。
1971年
大阪・船場と新潟・十日町で修業。
1975年
正倉院展の「糞掃衣」に衝撃を受け、帯の創作を始める。原始布を求めて、東北から沖縄まで訪ねる。
1979年
父の死去を受け、翌年、十代目誉田屋源兵衛襲名。父の借金返済のため朝4時起きで自ら日本全国を営業して歩く。
1985年
原始布を素材とした個展開催。以後、東南アジアの野蚕糸を帯に用いる。
2002年
皇居内の紅葉山御養蚕所だけで飼育されていた古代繭「小石丸」の解禁を受け、着物を制作。東京・赤坂の草月会館にて「かぐや、この繭。『小石丸』展」開催。日経優秀賞受賞。
2003年
日本文化デザイン大賞受賞。金色の絹・マハラジャシルク「天蚕」を用いた帯を発表。前衛舞踏家・田中泯の衣装制作開始。
2004年
三条誉田屋で古茶家「素夢子」開店。
2006年
東京の大丸ミュージアムにて、コシノヒロコと隈研吾とのコラボ「襲一墨象色象展」開催。岸和田だんじり祭に初参加。
2008年
ユナイテッドアローズと組み、安土桃山文化をテーマに男の着物を制作。東京コレクションで「傾奇者達之系譜」を発表。
2009年
田中泯主演の映画「ほかいびと」の衣装を手がけ、平成の「糞掃衣」を制作。
2012年
NHK BS「たけしのアート☆ビート、帯に魂を吹き込む男」に出演。「TOYOTA 86」のイメージキャラクターに。
2013年
新居浜太鼓祭りに初参加。
2014年
画家・松井冬子の絵を帯で表現。3月7日、東京・六本木ヒルズでの「ア-トの夜会」にて発表。4月4日、京都・室町の誉田屋本社にて「冬子桜嵐の夜会」開催、同5~8日、一般公開予定。