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二周年を迎えて

桜の開花に合わせ、KAPUKIは2周年を迎えました。
KAPUKIを支持していただいている皆様に、心より感謝申し上げます。

KAPUKIは開店当初より、現代着物の可能性を民族衣装の見地ではなく、ファッションの見地から提案してきました。 当たり前ですが、着物は日本の伝統文化です。しかし、その伝統も守るだけでは、色褪せてしまいます。
着物というこの国独自の伝統を脈々と受け継ぐためには、その時代に合った「新しい美の追求」が必要であり、ときに「革新的な発想」も必要だと思うのです。 伝統は革新の連続によって、より輝きを増しながら受け継がれて行く。それこそが真の意味で伝統を継承することに繋がっていくのではないでしょうか。
「新しい美の追求」や「革新的な発想」を実現するためには、KAPUKIが扱う反物や帯などの商品のセレクトはもちろん、仕立てや着付けがとても大切な要素であると考えています。
この2年間、多くの方々との関わりの中で、現代の着物に必要な様々な要素を学ばせていただきました。 同時にKAPUKIにしかないオリジナルのアイテムや、和裁士や着付師の方々と追求した美しいシルエットなどが生まれました。
それらのことにより、少しづつKAPUKIらしい世界観を皆様に伝えられるようになって来ていると感じています。

これからもKAPUKIらしく傾いて(かぶいて)いくことで、「現代の粋」を着物を通じて表現して行きたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

KAPUKI 腰塚光晃