vol.18 「腰紐一本の着付け」
ごきげんよう。
GWも終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか?
立夏を迎え、単衣のお着物が気持ち良い頃ですね🌿
さて、最近は「いかに楽な着付けをするか」を掘り下げている玲子です。
常日頃、肩凝りに悩まされ、トレーニングやマッサージに通って身体を整えてはいますが、
やはり、毎日着る着物は身体に負担無く、楽に着付けることが最重要課題!
と言うことで、最近私は行き着いた「楽ちん着付け」のお話を今回は書かせていただきます。
まず気になったのは「衿芯」
今までプラスチックの衿芯を愛用していましたが、どんなに薄い衿芯でも、
プラスチックがずっと肩に乗っていれば、絶対的に肩が凝ります。
浴衣の時期に使うのであれば、そこまで気になりませんが、
長襦袢の中に使うとなると、一日中なかなかの圧が肩に乗ってきます。
そこで、衿芯無しで着付けたところ、着心地は良いものの、繰越の部分が波を打ったようになり、見栄えがよろしくない(泣)
次に、近所の手芸屋さんで洋服用の心地を買ってきて、襦袢に縫い付けてみましたが、それだと薄過ぎてあまり意味がなく(泣)
三河芯ならもう少し厚みがあるので大丈夫だろう!と付けてみましたが、それでもやはり繰越の部分は改善されず(泣)
更に調べたところ、和紙を衿芯替わりに使うのもありだと知り、やってみましたが紙の当たりが出てしまい(泣)
どうしたものか???と悩んだ挙句、
そうだ!繰越の部分だけキレイに見えればいいのか!ということで、プラスチックの衿芯を衿肩開きの長さにカットして入れてみました。
すると、繰越の見える部分がキレイになり、且つ衿全体は柔らかく身体に馴染み、肩が凝らずに着心地抜群!!!
なるほど、これは有りだな!とその日から衿肩開きだけに衿芯を入れるようにいたしました。
スタッフたちも衿芯を抜いたこのやり方を伝えたところ、衿周りの浮きに悩んでいた麻衣子は、今までより衿が身体に馴染み、過去一のキレイな着姿になったではありませんか✨
そして、数日を過ごし、「うんうん、今までより随分楽だわ〜ん!」と思っていましたが、
やはり、着物を脱いだ時に「あ〜スッキリした!」という感覚は拭い切ることはできませんでした。
これってどうなん?
結局着物を着ている時が窮屈だってこと?
普通洋服を脱いだ時ってそんなこと感じないのに、やっぱり着物は洋服には勝てないのね、という敗北感を感じていました。
そして、その数日後。
朝着付けをしている時に、最後に使う伊達締めが手元に無く、別の部屋まで取りに行くのが面倒だったため(←そこなっ)
伊達締めをせず、そのまま帯ベルトを巻いてみたところ、あれれ?帯ベルトだけで、結構止まるじゃない!
えーっと、詳しく言うと、長襦袢はすずろベルト一本、着物は腰紐一本、それだけです。
一日そのまま過ごしましたが、びっくりするほど着崩れしなかったんです!
ええええ〜!!!着物ってぶっちゃけそんなに着崩れないやん〜!
これをヒントに、どこまで紐を使わず着れるのかな?という素朴な疑問を追求してみたところ〜!
じゃじゃ〜ん!
腰紐一本の着付けが確立されました!
その着姿がこちら↓
GWも終わり、皆様いかがお過ごしでしょうか?
立夏を迎え、単衣のお着物が気持ち良い頃ですね🌿
さて、最近は「いかに楽な着付けをするか」を掘り下げている玲子です。
常日頃、肩凝りに悩まされ、トレーニングやマッサージに通って身体を整えてはいますが、
やはり、毎日着る着物は身体に負担無く、楽に着付けることが最重要課題!
と言うことで、最近私は行き着いた「楽ちん着付け」のお話を今回は書かせていただきます。
まず気になったのは「衿芯」
今までプラスチックの衿芯を愛用していましたが、どんなに薄い衿芯でも、
プラスチックがずっと肩に乗っていれば、絶対的に肩が凝ります。
浴衣の時期に使うのであれば、そこまで気になりませんが、
長襦袢の中に使うとなると、一日中なかなかの圧が肩に乗ってきます。
そこで、衿芯無しで着付けたところ、着心地は良いものの、繰越の部分が波を打ったようになり、見栄えがよろしくない(泣)
次に、近所の手芸屋さんで洋服用の心地を買ってきて、襦袢に縫い付けてみましたが、それだと薄過ぎてあまり意味がなく(泣)
三河芯ならもう少し厚みがあるので大丈夫だろう!と付けてみましたが、それでもやはり繰越の部分は改善されず(泣)
更に調べたところ、和紙を衿芯替わりに使うのもありだと知り、やってみましたが紙の当たりが出てしまい(泣)
どうしたものか???と悩んだ挙句、
そうだ!繰越の部分だけキレイに見えればいいのか!ということで、プラスチックの衿芯を衿肩開きの長さにカットして入れてみました。
すると、繰越の見える部分がキレイになり、且つ衿全体は柔らかく身体に馴染み、肩が凝らずに着心地抜群!!!
なるほど、これは有りだな!とその日から衿肩開きだけに衿芯を入れるようにいたしました。
スタッフたちも衿芯を抜いたこのやり方を伝えたところ、衿周りの浮きに悩んでいた麻衣子は、今までより衿が身体に馴染み、過去一のキレイな着姿になったではありませんか✨
そして、数日を過ごし、「うんうん、今までより随分楽だわ〜ん!」と思っていましたが、
やはり、着物を脱いだ時に「あ〜スッキリした!」という感覚は拭い切ることはできませんでした。
これってどうなん?
結局着物を着ている時が窮屈だってこと?
普通洋服を脱いだ時ってそんなこと感じないのに、やっぱり着物は洋服には勝てないのね、という敗北感を感じていました。
そして、その数日後。
朝着付けをしている時に、最後に使う伊達締めが手元に無く、別の部屋まで取りに行くのが面倒だったため(←そこなっ)
伊達締めをせず、そのまま帯ベルトを巻いてみたところ、あれれ?帯ベルトだけで、結構止まるじゃない!
えーっと、詳しく言うと、長襦袢はすずろベルト一本、着物は腰紐一本、それだけです。
一日そのまま過ごしましたが、びっくりするほど着崩れしなかったんです!
ええええ〜!!!着物ってぶっちゃけそんなに着崩れないやん〜!
これをヒントに、どこまで紐を使わず着れるのかな?という素朴な疑問を追求してみたところ〜!
じゃじゃ〜ん!
腰紐一本の着付けが確立されました!
その着姿がこちら↓
袷の着物に普通に長襦袢は着てます。
帯は博多の八寸帯を結んでます。
着付けの手順に多少ポイントはあります。
用意するのは腰紐一本と伊達締め一本。これだけです。
先ず、長襦袢を着る時に伊達締め一本で締めます。
その後、着物を着たら腰紐をいつも通りに結び、その後に長襦袢に締めた伊達締めを身八つ口から抜き取り、その伊達締めで着物を締めます。
そして、帯を結び終わった後に着物の伊達締めを抜き取ります。
はい、最後残ったのは着物に使った腰紐一本!!!
先程の写真を撮ったのは閉店後。
一日仕事をして過ごしていますので、多少皺がよってるところもありますが、
とにかく締め付け感が無く、本当に快適以外の何者でも無い!
家に帰って着物を脱いだ時も、普段感じる「あ〜スッキリ!」を感じないではないですか!
これはスタッフたちにも伝えなくてはと、翌日お店で伝えたところ、
スタッフたちはゴソゴソと着物の中から伊達締めやすずろベルトを抜き取って
「やば〜!めちゃ気持ちいい〜!」
本当全員口にするんですよ、コレ。
もちろんKAPUKIでは対丈+帯ベルトという最強楽ちんアイテムがございますが、おはしょり有りのお着物に帯、といういわゆる普通の着付けで考えると、これは本当に究極の着付けかもしれません!
ただ、この前提にマイサイズに仕立てた着物だから、ということがあるのは事実です。
例えば、自分のサイズに合ってない着物であれば、必要以上の紐があって然りです。
ですので、この楽ちん着付けを体感したい方は、是非マイサイズでのお仕立てをオススメいたします❤︎
今日は文章だけでお伝えしましたが、次は動画でご覧いただけるよう企画いたしますね。
それでは皆さま、良い週末をお過ごしください!
玲子
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