平地八寸献上帯 渋栗茶（黒木織物）：名古屋帯 （仕立て代込み）

洋服感覚で楽しめるニュアンスカラーが魅力の、黒木織物 八寸献上帯。

黒木織物が手掛けるこの帯は、博多織の源流「たて畝織」の技法によるもの。
経糸に極細の糸、緯糸に太い糸を打ち込むことで生まれる独特の風合いは、現在では限られた織元のみが織り継いでいます。

伝統を守りながらも、現代の感覚を映した配色で仕上げられた一本。
日常の装いにも自然に馴染み、確かな技術と長い歴史を証する「博多織工業組合」の証紙も付されています。

柄には、
−魔を祓い悟りへ導く「独鈷」
−敬意と美を表す「華皿」
−家族を守る「親子縞」
−子孫繁栄を願う「孝行縞」
といった文様が織り込まれています。これらが絶え間なく連なり、永遠のご縁を祈る――
それが博多献上柄です。

時を超えて受け継がれた祈りと願いは、今もなお私たちの心に静かに響き続けています。

こちらの色は【渋栗茶】。
深みのある赤みを帯びた茶色が、装いに品格と落ち着きを添える一本。
やわらかな色調が織りなす表情は、しっとりとした風情を漂わせ、纏う人の魅力を静かに引き立てます。

【素材】　
絹100％

【サイズ】
巾約31cm　長さ約368cm
＊天然繊維を主原料とした織物の為、サイズには誤差を生じます。あらかじめご了承ください。

【納期】
約20日